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もう一つの大事なオブジェクト--物の集まり [プログラム]

 プログラム世界の中にある「物」は、文字列と数値の二つだ、ということで話を進めてきたが、実は、もう一つ(本当は他もあるが)大事なバーチャル・オブジェクトがある。

 「リスト」あるいは「配列」と呼ばれている物だ。これは現実世界で言えば、「集合」とか「グループ」とか「組織」とか「クラス」とか「家族」とか「会社」とか「自民党」とかなどなど。基本になるのは「人」という物だったとしても、現実社会では、何人かをひとまとめにして、いろいろな性格を与え、名前を付けて相互に区別しているだろう。

 プログラムの中のバーチャルな世界も同じだ。同じ種類のものをひとまとめに扱って、それらに名前を付け、その中の一つ一つを背番号化して、番号で処理する。学校のクラスでは、それぞれの人は固有の名前を持っているが、クラスとしては学生番号で一人一人は呼ばれるし、事務処理も名前よりも番号で処理される。それと同様に、数値でも文字列でも、ひとまとめの集合に名前を付け、その中にある一つ一つの物は、番号を付けて区別する。

 こういう番号付きの集合を「リスト」とか、あるいは別の言語では「配列」とか呼んでいる。これもまたプログラム世界の「オブジェクト」の一つである。オブジェクトだから、当然、名前を付ける必要がある。それは文字列や数値と同じだ。たとえば、

文字列のリストにstudentsという名前を付ける。 リストstudentsの1番目の人を取り出し、studentAと名付ける。

というように。

 このような集合をひとまとめに扱えるようになると、プログラムの作業手順の重要な方法である「繰り返し」という処理ができるようになる、ということについては、また後日、説明しよう。


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