SSブログ

ローカルでの編集とリモートでの編集 [オンライン・サイト編集]

 最近、Webページを更新するとき、直接エディタでサーバー上のファイルを読み込み、編集後、保存すると、サーバーに保存される、というやり方でページを更新することがある。これは、非常に便利だ。

 これまで、オンライン・サイト編集の利点を、直接サーバー上でファイルを作成し、また更新でき、ファイル管理をサーバー上で一元的に出来ることと考えてきたが、エディタでサーバー上のファイルを編集できる、というのは、サーバー上でのファイル管理システムの一部として使えそうな気がしてきた。

 といっても、もちろん問題はそんなに簡単ではない。オンラインで編集できるとすれば、どこからでも、Webにアクセスできさえすれば、サイト編集ができるという利点がある。エディタは、特にサーバー上のファイルを直接編集できるエディタがいつも手元にあるとは限らない。またそれができる環境も、何らかの設定が必要となる。たとえば、サーバーにアクセスするためのFTPの設定をしておく必要がある。しかし、それは自分のコンピュータ以外では難しい。

 一方、このブログにせよ、Wikiにせよ、オンラインで、つまりHTMLのformタグ内のテキスト・エリアで編集をしていると、まず、編集機能が制限されている。無限Undoなどは期待できない。文字のサイズや行間なども固定されている。色もつかない。検索・置換ができない、など。

 そして最大の問題点は、ときどき以上終了したり、アップロードしたときにサーバーの負荷が大きいためか、エラーになって、書いたものが消えてしまったりする、という不安定さである。これは多くの人が経験していることだろう。

 ローカルでエディタで編集していれば、サーバーの不具合でアップロードがうまく行かなくても、データは残っている。ネットワーク越しに安定した編集をするのは、実はとても難しいのだ。

 ではどうしたらいいのだろうか。現在、いい解決策を思いついているわけではない。両方の利点と欠点のバランスをもう少し考えてみる必要がある。今、言えることは、両方に対応できるように作っておくことだと思う。そのとき、どれだけの機能が必要とされるかだけを箇条書きにしておこう。

  1. ローカルで編集する場合には、更新したファイルのみをアップロードできるような機能が必要。
  2. オンラインでサーバー上のファイルを編集する場合でも、ファイル編集自体は、ローカルのエディタを使って行い、そこからアップロードするか、あるいはフォームのテキストエリアにコピーするようにする。これを何らかの仕方で自動化できるといい。
  3. サーバー上でのみファイル管理を行う場合には、更新するたびにサーバー上で、あるいはローカルへとバックアップがとれるようにしておく。これは全体を一括して圧縮する場合と、更新したファイルのみをダウンロードする場合とがありうる。両方できるといい。
  4. ローカルでのファイル編集と、オンラインでのファイル編集は、どちらか一方に決めたら、そちらでしかできない、というのではなく、家にいるときはエディタを使ってのローカルのファイル編集、出先ではオンラインでの簡単な編集、というように、場合場合に応じて両方のやり方ができるといい。

この最後の機能が最終的には両方の利点と欠点の妥協点かもしれない。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。