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Knoppixのカスタマイズ [ゼミ・教育]

 4月からの三年生のゼミの演習の授業(というか、ゼミの時間以外にセットで取ってもらう授業)は、少なくとも4コマ、多ければ5コマにもなる。これは前にも書いたが、

  1. Unix演習
  2. プログラミング演習
  3. TeX演習
  4. XHTML, CSS, XML, XSLT演習
  5. (C言語、これは希望者のみのハイレベル演習)

である。しかも、このうち上から三つ目までは、単位の出る通常の演習だが、4と5はサブゼミ、サブサブゼミで、単位は出ない。

 これも前に書いたが、授業の概要は昨年のうちに大学に届けてあるが、その後のいろいろな検討の結果、内容にかなりの偏向が出てきている。

 まず、プログラミングは、スクリプト言語のはずが、Javaをやり、それと並行して、wythonとPythonを同時に勉強する。

 それから、全部を通じて、CD-ROM一枚で起動するUnixであるKnoppixを使って演習を行う。昨年度までは、Unix演習以外はWindows上で動くPythonとTeX用のCD-ROMを独自に作って行っていたが、今年度は、全部Knoppix上で演習をしようと思う。

 同時に1、2、3の演習はどれも同時にとってもらうことにする。

 環境としては、特に万能エディタであるEmacsとシェル上で各種のファイルの作成や実行を行う。

 ただ、配布されているままのKnoppixでは、Emacsの環境が十分でないし、HTMLサーバーも起動していないので、これらを使いやすいようにカスタマイズしたバージョンのKnoppixを作成している。これがなかなか大変な作業なのだ。

 Knoppixでは、UnixのOSからソフトウェアー、設定ファイルに至るまで、ほとんどがCD-ROM上に構築されている。ということは、その時々の変更が利かないということだ。唯一、ユーザーのホームディレクトリだけが自由に使えるのである。そこで、色々な使いやすい設定をし、不足しいるソフトをインストールし、それを一度固めてCD-ROMに焼かないといけない。しかも、CD-ROMに焼いてみるとうまく行かないことも多く、試行錯誤をしている。

 さらに上に挙げた全ての作業をEmacs上で行うために、その入力を支援するツールもまたインストールしておかなければならない。これまで使ってこなかったツールもいくつもあり、それらを試し、確認しながらフリーズして作っているので、手間が倍増する。

 また、元々はTeXのシステムが入っていないので、そこからインストールしなければならない。僕のPCは超高速というわけではないので、単純に物理的に時間を取られてしまう。そんなこんなで、なかなかブログの書き込みをする時間がない。いずれにせよ、4月の始めには、このKnoppixカスタマイズ版を完成させなければならない。このブログの更新が遅れ気味なのも、そのせいなのだ。


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