Knoppixを再度カスタマイズ中 [ゼミ・教育]
授業で使うためのKnoppixを、3.8.1が出たついでに(これまでは3.7をベースにしていた)、改良を加え、さらに使えそうなものをインストールしてカスタマイズをしている。
Linux WorldでのKnoppix-eduの配布にも大谷大学版として参加させてもらいたいと思い、できるだけ手を加えようとしたものだから、なかなか終わらない。何をインストールし、何を削除したか(全部をきちん記録していないんだが。)のドキュメントも作ろうと思う。
今回は、前回のものに加え、PerlのXML関係のパッケージをいくつかインストールした。
さらに、xalan-C++もインストールしてあるので、xsltを簡単に処理である。
Javaは大学外での配布ということもあり、Sunの純正JDKではなく、GNUのgcjという、Java言語から機械語に直接直すソフトをインストールした。これは、Javaの純粋な言語部分はおおよそサポートしているが、GUIの方はまだまだらしい。現在授業で使っている結城本には十分対応できる。
Emacsもカスタマイズしている。TeXのためにはYaTeXをインストールし、HTMLのためには、その一部YaHTMLを使い、PHP、Perl、Python、Ruby、CSS、Javascriptなどのためのモードもインストール、設定した。
また、Apache、MySQLを起動するスクリプト、フロッピーからファイルをコピーするスクリプト、Firefox用のプロキシ設定、シフトJISとEUC-JPの文字コード変換用のスクリプトなども作成した。ほとんどが授業で使うために面倒な入力をしないで済むためのものだ。
また、これは僕の趣味だがScheme処理系であるGaucheもインストールした。
一方、大きいところではOpenOffice.orgは削除、Firefoxは最新版に入れ替え、Pythonも2.4のdebパッケージをインストール、Windowsエミュレーション、開発環境なども削除してスペースを確保した。特にOpenOffice.orgを削除するということが、僕のカスタマイズの大きな特徴だろう。要するに、Windowsの代替ではなく、オーソドックスなコマンドラインペースのUnix学習のためのKnoppix環境を目指している。
と言っても、まだ作業中で、CD-ROMイメージを作ってテストしてみれば、意図通りに動かないところが多数あるだろう。そして、CD-ROMのレーベルも作成しなければならない。たいへんだ。
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