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Knoppix 3.8.1のカスタマイズ [コンピュータ・サイエンス]

大谷大学人文情報学科版Knoppix3.8.1は、今日もいくつかのシェルスクリプトを作成・改良してほぼ完成したが、ゼミ生から、やはりキーボードやマウスが動かない、という症状が報告された。僕のノートPCでも、起動時に

knoppix acpi=off apm=off

としないとマウスが動かない。2ちゃんねるのKnoppixスレを見ても、やはりそういう症状が報告されているだけではなく、CDからの起動ができない、重くなっている、などの不具合が報告されている。

 産総研の3.8.1のダウンロードページでも、マウスやキーボードが動かない場合には、acpi=offやnoacpiなどの起動時オプションを試すように注意書きされているので、どうも、これは最初から分かっていたことのようだ。

 もちろん、何の問題もなく起動する機械もある。大学のPCは今のところ、全て大丈夫。ゼミ生のなかでも、大丈夫なところはある。大体、そんなにみんながおかしかったら、公開は中止されるだろう。

 しかし、一方で、大谷大学人文情報学科版は教育利用を目指すわけだから、不安定なバージョンを使用するのは好ましくない。大学はいいとして、学生が自宅で利用するのにも、いろいろな環境で使えるものの方が、最新のバージョンであることよりも大事だ。初心者は、環境が変わったことに対応して、自分でいろいろな処置を行うことができないので、とにかく、問題なく起動するものが必要である。

 しかし、3.8.1で既にマスターを作ってしまっているので、それを消すのももったいない。仕方がないので、カスタマイズ自身は同じ方針の3.7バージョンも作ることにした。シェルスクリプトやEmacsの設定ファイル、パッケージなどは同じでよい。また最後にしたカスタマイズも、今なら覚えているので、それを3.7にも適用するのは、それほど難しくはない(と本人に言い聞かせている)。

 3.8.1と3.7の二つのバージョンで、カスタマイズ内容の同じものを作ることになる。今回は、LinuxWorldでの配布を機に、大学のサーバーでイメージファイルの公開もする予定なので、その二つの版を置くことになる。

 今後、これらマウスやキーボード関係の不具合を解消したマイナーバージョンアップ版がすぐにもでるかもしれず、そうしたら、もう一度カスタマイズのやり直しをしなければならなくなるかもしれない。もっと同じ方針のカスタマイズを組織的に、あるいは半自動でできるようなシステムを考えなければ、時間と労力がかかり、神経がすり切れてしまう。早急に方法を考えてみたい。


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