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オカメ・パニック [ごろうちゃん]

 ここのところ、東京には地震が多い。どうも千葉県北西部とか、茨城県南部とかがプレート型地震の巣になっているようだ。特に千葉県が震源だと、東京湾の反対側の横浜あたりが割合揺れるが、うちは東京の中でも横浜よりなので、他の23区の揺れよりは大きい気がする。

 ところが、問題は揺れの大きさではないのである。「オカメ・パニック」という言葉があるが、オカメインコはめっぽう地震に弱い。特に夜中、暗闇で揺れると、たとえ震度1でも、カゴの中で飛び回ろうとして辺りに衝突し、場合によっては羽根が抜けたり、折れたり、鼻をぶつけたりして流血してしまう。震度1でそうなのだから、震度に関係がないと言った方がいいのである。

 だいたい、地震の揺れる音がするよりも、ごろうちゃんがカゴの中で、ばさばさするときの音の方が大きくて地震に気付くくらいなのだ。同じ部屋にセキセイインコも四羽寝ているが、こちらは、地震ではそれほど動じない。むしろ、ごろうちゃんのパニックに驚いて、同調して騒ぎ出すくらいである。

 昼間、部屋に出しているときに、秘密基地の中で寝ているときでも、ちょっと揺れると、突然飛び出して部屋を飛び回り、ガラスに激突したりする。驚くと、パニックを起こして、とにかく、まずは飛び出そうとするのだ。普段は運動神経のいい、決して飛行を失敗しないごろうちゃんも、パニックを起こしているので、回りがまったく見えていないように飛び回る。幸い鼻血を出したことはないが、カゴの中では長い尻尾の羽根が抜けたりする。

 起きていて僕の肩や膝の上にいるときに地震になると、これ以上ないというくらい細くなって頭のとさかを立て、目を見開いて、不安そうに回りをきょろきょろ見回す。「ごろうちゃん、大丈夫」と何度も声をかけても、なかなかドキドキは収まらない。

 今日の夜も、昨晩も深夜、ほぼ同じ時間帯に有感地震があった。ごろうちゃんを一人にして泊まりがけで出かけることはできなかったが、今や、流血事件に発展しかねないので、夜も昼も、できるだけ家にいるようにしている。

PS: 「オカメインコの森」がお陰様で50万アクセスを越えました。最近は、様々な事情(写真はたくさんあるのに、ゴミだらけの家の中が写っているので、人前に出せない。)のため、写真のアップが少ないのですが、来て下さっている方は、ほんとうにありがとうございました。
 


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