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お参りの途中で [雑感]

御嶽神社という神社に毎晩、9時から11時の間くらいにお参りにいく話をしました。仏教徒としての僕は、神社そのものよりも、その境内にいらっしゃる延命地蔵様にお参りに行くつもりで行ってます。うちの動物たちと妻との健康を祈願すると同時に、全ての生きとし生けるものの幸せを祈願しています。

 この神社には、所属不明の(つまり飼い主がいるのかいないのか分からない)きれいな雄ネコが出没するのです。物腰も優雅で、さらにその手触りときたら、ビロードのよう。うちの餓鬼道(という気性の荒いネコ)とは大違い。餓鬼道は余りにも太りすぎて、自分で背骨の部分まで舌が回らず、つまりそこを舐めてきれいにできないので、背骨の部分の毛がガビガビになってるし、舐めているところでも、剛毛で、撫でても気持ちよくありません。

 その御嶽神社のネコは、神社の名前に因んで「タケちゃん」と僕たちは呼んでます。夜に神社の鳥居をくぐって、回りに聞こえないように「タケちゃん」と呼ぶと、どこからともなく尻尾をピンと立てて走り寄ってきます。餓鬼道の尻尾は団子で丸くなっているので、ピンと立つことはないのですが、タケちゃんは、僕たちがくると喜んで尻尾を立ててくれます。そして、一緒に鳥居の所から社殿の前まで境内を着いて歩いてきます。

 最初のうちは、それだけだったのですが、最近は少しだけ乾燥エサを持っていって、物陰であげることにしています。他でももらっているらしくて、必ずしも全部を食べないのですが、それでも前にも増して喜んで着いてきてくれます。前はいるときといないときが半々でしたが、今は、雨の日以外は必ず待っていてくれます。

 タケちゃんに会う楽しみも、このお参りの目的の一つとなっています。どこかにデジカメで撮った写真があると思うので、アップしようかと思いますが、写真という点では、餓鬼道の方が100倍もおもしろいものがあります。今や餓鬼道は、一度も勝てない戦いに出かけては、体中を傷だらけにして帰ってきて、こんなに顔に傷のあるネコは見たことないよ、状態です。その餓鬼道の喧嘩人生については、また別の機会に書きたいと思います。


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ishid K.

  記事を読み、先生が、毎晩、延命地蔵様へお参りされているお姿を想像してみました。「全ての生きとし生けるものの幸せを祈願しています」とございますことは、私も毎日、短い時間でも静かに祈念することにしています。

  うちのお寺には、表参道と東参道がございますが、それぞれに地蔵尊が祀られております。地元の方でもお子様を亡くされた檀家の方が、お参りをされています。母も毎日お水やお花を綺麗にして、私たちの健康を祈願してくれているそうです。長い年月、風雨にさらされて、地蔵尊もいたんできました。私の代に、修復したいと思っています。
by ishid K. (2005-11-03 00:33) 

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