SSブログ

高校の先生向けWebとプレゼンの講習 [ゼミ・教育]

 この夏休み、大谷大学のオープンキャンパスにおいて、高校の先生向けの、Webページ作成およびPowerPointによるプレゼン作成についてのセミナーを開催することにした。高大連携の企画の一環である。偶然のいきさつから、僕は大学の高大連携事業に関わりを持つようになった。そのことについては、また別の機会に書くことにして、このセミナーのいきさつを書いておこう。

 もともと、通常の高大連携の授業は、大学の先生が高校生向けに出張の講義をすることが多かった。他の大学でやられているものはその類のものである。高校側では、大学進学の動機付けになり、大学側では、大学の講義の宣伝になる、という両者の求めるものが一致したことによる。ただし、先生によっては、逆宣伝になるような場合もあると聞く。

 ところで、僕はもう一つ、大谷大学の「人間が好きです!表現コンテスト」という企画のホームページ部門の審査を担当している。前回にも書いたように、どういうわけか僕の仕事が増えていくばかりなのが、これでも伺えるだろう。それはともかく、高校生が応募してきた作品を見て、採点し、他の数人の審査員と協議して入賞作を選んでいく。

 ところが、ここのところ、入賞作を選定するのが難しくなってきている。送られてくる作品がWebページの作品として規格外れのものが多くなっているからである。いいところよりも、悪いところが目立ってしまう。そして、内容は、友情やクラスなどの身近な話題について、写真やポエムなどをちりばめたものが大勢を占めている。

 最初の頃は、確かに高校生が自分たちの生活を表現する手段としてWebページを工夫して使っている点が新鮮であったが、毎年同じようなものばかりで、しかも時代の状況に合わせた進歩が見られない。

 たぶん、高校での情報科の授業などでは、そういうWeb作成の進展に追いついていないのではないかという気がした。

 そこで、「今、Webページはどのように作るべきか」というテーマで高校の先生向けにセミナーをしてみてはどうかと、大学の高大連携部会で提案した。提案したからには、その担当が回ってくるよ、と言われたが、思っても言わないでいるのは腹膨るる業なり、なので、気にせず提案し、案の定セミナーの講師の役が回ってきた。

 現在、個人がWebサイトを持つことはほとんどないだろう。みんなブログに移行してしまっている。そのブログも最近は書く学生は少なくなってきて、みんなmixiの中での日記や掲示板、自己紹介などで自己表現をしているように思われる。

 それでは、今、高校生がWebページの作り方を学ぶとしたら、それは何の意味があるのだろうか。それについては、また日を改めて書いていきたいと思う。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。