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クラスがばらばら [ゼミ・教育]

 2年生のクラスは、グループに分かれてPowerPointのプレゼンテーションを作る、という授業である。後期は、「仏教」という統一テーマで、5人〜6人のグループに分かれ、それぞれのテーマを決めてプレゼンテーションを作ってきた。今日はその発表会があり、最終的に全学年のコンテストに出場する2チームを選んだ。

 各グループのテーマは、

  1. 出家するまでの釈尊の生涯
  2. 宮沢賢治の夢
  3. 仏教と巡礼
  4. 仏像のなぜなに辞典
  5. 空海の生涯と伝説


だったが、このうち、1班と4班は、ほぼ全員が協力して作成し、しかも全体の統一のとれたものだった。これはグループの作業が極めてうまくいった班であった。それに対して他の班はほとんど一人で作ったもので、発表も一人でしゃべりとプレゼンの画面操作とを行うことになった。

 この後者の場合、他の人は授業を欠席しているわけではなく、それなりに出席はしていたが、共同作業は成り立たなかった。ある意味では、作業をした人も参加しなかった人もつらい思いをしたのではないかと思う。どうしてこういうことになったのかは、難しい。メンバーの性格にもよるであろう。授業に取り組み姿勢の温度差の違いもあったであろう。偶々、くじでグループになった人が、もともと仲のよい人の多いグループはうまく行った、とも言える。

 だからといって、好きな人たちでグループを作っていい、と言っても、そうしてできるのは、やはり一部の人たちのグループで、おそらく半数くらいグループを作れないままであろう。

 こうなるには、いろいろの原因が考えられる。しかも、どれも簡単には解決できないことであり、ある意味では現代の大学の現場に広く見られる共通の問題であるように思われる。それについては、また日を改めて書いていくことにする。

 因みに最終的に学年大会に出場する班は、2班の宮沢賢治と5班の空海に決まった。


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