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PowerPointプレゼンの極意 [ゼミ・教育]

 極意という程のことはないが、ぽくが推奨するやり方は次のようなものだ。

  1. スライドは30秒に一度変える。
  2. スライド一枚につき、しゃべる原稿は100字から多くても150字。
  3. 画面に出す文字の量は、しゃべる原稿の7割程度にする。画面とほぼ同じ内容を、ちょっと丁寧に述べるくらいがしゃべる原稿になるように。
  4. しゃべる方は、一貫してしゃべり続け、その言葉に合わせて適切なタイミングで画像や文字をアニメーションで表示させる。このタイミングは絶対に一致させるように練習する。
  5. 聞く人の関心を引きつけるような「つかみ」が大事。

とにかく、話は話で一貫して語りかけ、画面は画面で、その言葉に合わせて変化していく。しかもしゃべる言葉も画面の文字もほぼ同じ量に絞って、決して説明口調にはならないようにする。台本はどんどん削り、文字や絵を出すタイミングをしっかり合わせるようにさせる。本番前には何度もリハーサルを重ね、細かい手直しをしていく。

 こういう方針で作らせるが、いざ他のクラスの作品をみると、一枚のスライドを出して、延々としゃべり続けたり、複数の人が交代でしゃべるため、全体の統一感や一貫性がなかったりして、けっしていい出来とは言えないものが多数ある。

 にもかかわらず、学生に投票させると、そういうものでも結構な票を獲得する。昨年度は、最終的には、ぼくのクラスの2チームが優勝、準優勝したが、開票中はいくつものものが僅差で競っており、完成度の差ほどの差がつかない。どうして、こんなに差が開かないのか。自分のクラスの作品を贔屓目に見ているからだろうか。それとも、どれがいいかではなく、自分の知り合いやクラスのものに票を入れているからだろうか。それとも、どういうものがいいプレゼンかということが分かっていないのだろうか(つまり評価する目がない。)。

 最終的には、僅差であれ、上のように意識的に作ったものが選ばれたが、ひやひやした開票作業であった。今年は、そのようなことがないことを祈りたいが・・・


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lives

なるほど~,「プレゼンの極意」参考になりました.
是非今度のプレゼンに応用してみたいと思ってます.
そのためにはまずはプレゼンする内容を充実させなくては….
by lives (2005-01-22 23:27) 

yfukuda

ワイドショーのレポーターの話し方とか
Steve Jobsの基調講演(http://www.apple.c om/quicktime/qtv/mwsf05/)とか参考にしたらいいと思います。
by yfukuda (2005-01-23 09:02) 

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