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餓鬼道というネコ [雑感]

 うちの二代目のネコは、「餓鬼道」という、あまり誉められない名前で呼ばれています。以前、うちの近くの四つ辻に立って、通る人ごとにエサをねだり、とりわけ一度でもエサをあげた人にはその十字路をしばらく追いすがっては、エサを催促していました。他の人にどれだけもらっていても、底知れずに欲しがり、出せば出しただけ食べてしまっていました。その姿に「餓鬼」を感じて命名したのでした。

 もちろん、他の人たちは、それぞれの思いで別の名前を付けて呼んでいたのだと思います。そのときは、まだ一代目の茶虎のメスネコ「るりちゃん」(これは麗しい名前です。由来は・・・ちょっと長くなるので、後日改めて。)が存命していたので、道すがらエサをあげるだけにしていました。そのるりも齢18にして他界してしまい(その末期の闘病記は、http://tibet.que.ne.jp/okamenomori/tuito.htmlに書かれています。)、しばらくは、るりの冥福を祈って新しいネコを飼うことは控えていました。

 ところが、ある時、エサを餌に餓鬼道を家の前まで連れてきたら、着いてきたので、しばらく家の前で挙げたあと、次に門の中で挙げ、玄関の中で挙げ、して、ついには、家の中でエサを挙げることに成功し、その後、しばらくして、とうとううちの家ネコにしてしまいました。

 外でもエサをねだり放題だったのですが、家ネコになってからも、一回にスティックタイプの乾燥エサと缶入りの生エサを一度に両方要求し、それが日に4回程度欲しがる、という大食漢で、ますます太っていきました。太るといっても、贅肉でだぶだぶというのではなく、堅太りというか、触っても、筋肉質のままで巨漢になっています。こういうネコは寝るとき、背中を下にして上向きで寝ます。その方が楽みたいです。このままでは、僕と同じ糖尿まっしぐらではないか、と心配はしているのですが、未だにエサ出せの要求コールがきつく、ついつい挙げてしまっています。餓鬼道の呼び名に恥じない大食漢ぶりです。

 しかし、実は、その後、単に食べるだけではなく、「修羅道」と言ってもいいようなネコ人生を展開することになるのですが、そのことについては、また後日。


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NO NAME

nz wb ka a; jf oa
by NO NAME (2005-12-06 13:27) 

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