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演習のアシスタント [ゼミ・教育]

 新学期が始まって一週間の授業が終わった(僕の授業は木曜日までなので。)。

 基本的には演習が多く、サブゼミも含めて4コマほどはコンピュータを前にしての演習である。このほとんどをKnoppixというCD-ROMのみで起動するUnixを使って演習をしている。これまでにも何度か書いているが、プログラミング演習をJavaとPython、TeX入門、Unix演習、HTML+CSS+XML演習をやっており、全部三年生のゼミ生のために作った演習のコマである。

 普通、ゼミと言えば、一コマだけを指し、他の演習は他の先生が担当し、それもある程度自由に選択して取れるのだが、僕のところでは、一貫授業のように、共通して僕が教えているので、相互に他の授業を前提としながらトータルで進んでいけるので、効率がいい。しかも、全部にKnoppix上で、シェルとEmacsで作業をするので、一週間に3コマから4コマ、それらに触れることになる。一週間に一回では、次の回にはかなりのことを忘れてしまうが、週4回やれば、そしてさらに復習用の課題などがあれば、知識が定着する率は高くなるだろう。

 それだけではない。今日のテーマは、アシスタントの協力、ということだ。僕の学科では、学生アルバイトで「情報アシスタント」という人たちがいて、演習で必要があれば、二人まで授業に出て、演習をしている学生の面倒を見るのを手伝ってもらえる。

 これまでにも、アシスタントに2人入ってもらっていたが、僕の授業は、以前に僕の授業を取った学生でないと、初心者の質問に答え、躓いているところで指導をすることができないのだ。このアルバイト自身は、給料も良く、学内でできるので、人気があり、なかなか新規の採用がない。これまでも僕のゼミ生にやってもらいたかったが、募集がなかった。それが今回は昨年暮れに募集があり、当時の三年生で、よくできる、面倒見のいい学生二人に声をかけ、アルバイトに採用してもらった。

 これが非常にうまくいっている。演習はだいたい23人くらいだが、作業をしているのを僕が一人で見回っていたのでは、躓いている人の面倒を見るだけでも、かなりの時間を費やすことになり、全体の進度が遅くなる。つまり、一人で出来た人は、しばらく時間が空いて回りの人と雑談することなる。

 それが今回は、僕も含めて3人で見回るので、当然、躓いているのの解消はスムーズに進行する。あるいは、僕が前で説明しながら、みんなが一緒にそれを入力していくときには、僕はプロジェクタでやり方を説明することに専念し、それにうまく着いてきているかどうかを、アシスタント二人が見て回ってもらう。これはとても効率がいい。

 もちろん、そのためアシスタントは1時間半の授業の間、学生の間を動き回り、疲れるのは事実だ。余り無理をしないようには言っているが。学生が慣れてきて、あまり間違えを起こさなくなれば楽になるのだが、初めてのUnixとコマンドとプログラミングで、最初のうちはちょっとしたことでも、躓いてしまうのは仕方がない。まだしばらくはアシスタントに協力してもらわないといけない状況が続く。

 この二人は、学生からの評判もいい。学生のブログでhttp://sayachami.exblog.jp/1458658/とか、http://blog.so-net.ne.jp/daily/2005-04-13とかhttp://blog.goo.ne.jp/sayu-427/e/4a7a0a3a4f7f86b78efff6f7dfffaa6fとか。学生にしてみれば、躓いていると僕の説明がどんどん先に行ってしまうので、そのときアシスタントが来て教えてもらえるというのは、強い味方になるのである。忙しいと思うけど、アシスタントの二人にはとても感謝している。無理のない程度にがんばって欲しい。


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