みどりの日─偶然と運命 [雑感]
今日は、12年前に亡くなった義母(妻の母)の命日だった。13回忌の法要を行った。義母の名は「みどり」と言った。偶然ではあったが、毎年、母の命日に因んで付けられた名前のような錯覚を覚える。
妻は父を早くに亡くした。早くと言っても、生まれる前であった。その命日が5月の29日である。夫婦が、一月違いで同じ命日になったことになる。
妻には兄弟もいないので、我々の家族は、非常にこじんまりしている。後は「ごろうちゃん」と「ガキドウ」と4羽のセキセイインコがいるだけである。
偶然と言えば、後から分かったことだが、チベット史を専門としている妻の遠い親戚に「石濱純太郎」という東洋史の学者がいた。この人は実は日本ちべっと学会の初代の会長で、学会を立ち上げた人だった。知らぬうちにチベットをやるようになったのも、偶然とは言えない血筋があったのかもしれない。
僕も彼女のある運命の中で出会い、その世界を彩る一人なのかも知れない。
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