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日本語スクリプト言語再始動 [wython]

 「やはり日本語スクリプト言語が必要か」にも書いたが、再び、この話題を追いかけようと思う。

 というのも、大谷大学をアピールするために、高校で模擬授業をやることになり、人文情報学科でできるテーマをいくつか出してほしい、という話が来たので、「日本語プログラミング入門」という題を出しておいた。まだ決まったわけではなく、そういう模擬授業の候補を示し、高校の方から要望があった場合、そちらに出向いて模擬授業をすることになる。とはいえ、もしそういう要望があったら、即対応しないといけないので、予め作っておかなければならない。

 というわけで、おしりに火がついた、というか、自ら火の中に飛び込んだ、というか、とにかく、少しずつ形のあるものを作っていかなければならない。御託を並べている暇はないのだ。

 大体の方針は決まっている。要するに、日本語で書いたスクリプトをPythonプログラムに変換し、Pythonでそれを実行するようにすればよい。だから、基本的には、あるプログラミング言語から別のプログラミング言語へのトランスレータを作ればいいということになる。ということは、正規表現使いまくり、でいいということだ。少し難しとすれば、一つは日本語の正規表現がどの程度Pythonでサポートされているか、ということと、制御構造をどのように日本語で表現するかだ。特に繰り返しの部分。

 まず、簡単な「単文」についてのみ、作ってみることにしよう。そもそもプログラミングは、制御構文が出てくるまでに、かなり間がある。最初のうちは、変数だとか、代入だとか、表示だとか、型だとか、計算だとか、といった、一行で完結するような構文の話が続く。とりあえず、その最初の方の部分を処理できるようにしよう。

 wythonの肝は、全部を日本語だけで書こうとしていないところである。変数名と関数名はPythonと同じ規則、つまり英数字で付けることにする。高校生も理解できるようなものを考えるとすると、

 変数名はアルファベット一文字を多用するのがいいような気がする。文字はa、b、cなど、文字列はs1、s2、s3など、数値はn、m、i、j、p、qなど。

 関数名は日本語をローマ字化して名付ける。もちろん、簡単な英語で済むものは英語でつける。

 あとは、「文」を構成するために必要な部分は、日本語で記述する。この部分は定型的なので、必要な語彙を決めて、また解析するときには、それらを正規表現でヒットさせればよい。また、変数名や関数名に先立つ部分は、それら変数名や関数名に対して、日本的な説明をつけられるようにする。それらはトランスレータには無視される。

 今後は、徐々に具体例と、それを処理するプログラムとを同時に提示していくことにしたい。


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