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舌を噛む─会話はキャッチボール [雑感]

 夕食のときに、どういうわけか、舌を奥歯で噛んでしまった。かなり強く噛んだらしく、血がなかなか止まらない。最初は食事も何とか終わらせ、しゃべれてもいたが、だんだん舌がしびれてきて、そのうち動かせなくなった。動かすと痛いし、唾を飲み込むのも痛い。

 夕食後は妻と近所(と言っても、駅一つ先にある)の神社にある延命地蔵尊まで、お参りがてら散歩をする。往復1時間くらいかかるが、その間、いろいろと昼間あったことなどについて話をし、議論をする。それぞれの大学での出来事や批評、感想、その日の事件、映画やドラマの批評などなど。妻はコミュニケーションの星座双子座生まれで、僕は夢見る魚座だし、そもそも僕は口数が少なくしゃべるのが不得意な性質なので、しゃべる分量は、5対1くらいで僕の方が圧倒的に少ない、と思っていた。

 ところが、今日のように僕が全く口をきけなくなると、妻は話を続けることができなくなってしまった。もちろん、「うん」とか「ううん」とかいう相槌くらいは打てるが、言葉は発せられない。すると、いつも一人でもよくしゃべる妻も、会話を進めることができないのだった。

 こうしてみると、口数が少ないようで、聞き手に回っている僕の合の手は、会話を引き出し、先に進めるために、重要な役目を担っていたことになる。聞き上手、ということなのかもしれないが、だからといって、誰に対しても、うまく話を引き出せるわけではないのだから、あくまで妻仕様の聞き上手ということなのだろう。

 いずれにせよ、今週の授業が終わったあとで、よかった。これでは授業にならない。あと数日のうちに直ることを期待しよう。


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