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二人の思い出 [雑感]

 僕たち夫婦は、よく外で待ち合わせることがあります。もちろん、自宅から一緒に出かけることもありますが、それは近隣の散歩などで、もう少し遠出する場合には、僕が先に出ていて、後から妻がやってくるとか、たまに僕が京都にいて、妻が東京から出てきて、どこかで合流するとかもあります。

 昨日、京都の叔母のお通夜で僕が京都にいるところへ妻が東京から日帰りで、というか、ホンの2、3時間出席するだけのとんぼ帰りでした。こんな強行軍をするのは、ごろうちゃんを一人にしておけない、という家庭の事情があるからです。

 待ち合わせは、石田という京都の地下鉄の駅を出たところでしたが、たまたま同じ時間の電車に乗っていたため、降りたホームで出会うことができました。それから、その日のそれまでの出来事を話しながら、こっちから出た方がいいよ、とか、ここは階段が長いからエレベータで出た方がいいよ、とか、昔その叔母の家に3日ほど泊まったときのことを、それぞれ思い出したりとか、途中で妻が漢方薬を飲むための水を買いに、地元スーパーによったりとかしながら、叔母の家まで10分ほど歩いて行きました。

 こんなたわいもない会話(それを、皆さんに聞かせるのも気が引けるのですが、)でしたが、そういう思い出は、後になって、すごく懐かしく思い出されます。後、といっても、次の日の今日は、同じ地下鉄への道を一人で帰りながら、前日の待ち合わせや、一緒に歩いたことが懐かしく思い出されました。

 昨日の話の中でも、以前に二人でこの同じ道を歩き、叔母の家に泊まった思い出をいろいろと話し合ったわけで、そこでも、話題は二人の思い出でした。

 ただし、たいてい妻よりは僕の方がよく覚えています。僕はそれほど記憶力がある方ではないのですが、不思議と二人でしたこと、二人でどこかに行ったこと、その情景などはよく覚えています。ふと気付いてみると、一人でしたことは、あまり記憶に残っていないような気がします。一人でいるよりは、二人でいる方が楽しいということなのでしょう。あるいは一人でいるときには、僕は、何も見ていないのかもしれません。こうして僕にとっては二人の思い出だけが積み重なって行くのでしょう。

 今日の叔母の告別式については、また明日書きます。


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コメント 3

ishid K.

 夫婦とは、よいものですね。本当に、うらやましいです。そして、先生が心から妻を大切にされている、温かいお気持ちが伝わってまいります。私も、よいお相手が見つかるといいのですが、こればかりは縁のものですので、いつになることかわかりません。
by ishid K. (2005-11-11 16:05) 

yfukuda

>> ishid K.さん
いつもコメントありがとうございます。
確かに出会いの縁もありますが、むしろ、出会ってからの日々の関係の構築が大事だと思います。
自分がいつも前向きに相手に対して思いやりを忘れずに接すれば(それを僕ができているわけではありませんが。)、
必ずいい結果が出ると思います。前の記事の「明るい性格」で言いたかったのも、
そのことですし、それは、しばらく前の「プラスの感情とマイナスの感情」で
言いたかったことでもあるし、ひいてはダライラマの教えでもあります。
by yfukuda (2005-11-11 21:19) 

ishid K.

先生、コメントありがとうございます。縁は待っていても訪れませんので、今までよりも少し積極的になりたいと思っています。これまでの私は、勉強に集中していれば、恋愛について思いを煩う必要もないと考えて、恋愛を避けてきたのですが、実は、そのように考えることによって、本当の気持ちを紛らわしていただけだったように思います。いつか幸せな夫婦生活を築けるように、前向きに生きたいと思います。
by ishid K. (2005-11-11 23:05) 

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